階上にまたひとつ復興を実感する出来事がありました。
それは、9月2日に開催された階上中学校運動会が8年ぶりに自校の校庭で行われたということです。
普通に考えて当たり前のことだと思いますが、今までは当たり前が当たり前じゃなかったのですね。
7年半前のあの日から階上中学校は避難所となり多くの人の生活の場となりました。
それから間もなくして校庭には仮設住宅が立ち並びました。
今年の春に仮設住宅は撤去され校庭は震災前の状態へ戻されました。
それまでの7年半生徒たちは体育の授業はもちろん運動会は小学校の校庭を間借りし、自分の学校の校庭というものを知らずに過ごしてきました。
前日まで降り続いた雨。当日もすっきりしない天候でベストコンディションとは言えませんでしたが、いざ競技が始まるとそんなことは関係なく生徒たちは額に大粒の汗を流し一生懸命臨み、観客はその姿に大きな声援が送られグラウンドいっぱいに歓声が広がりました。
次は、学芸会や文化祭。
秋はスポーツに芸術に忙しいですね。